目次

再生専用 モード(旧形式シーケンス)


こちらは旧形式のシーケンスの説明です。

新形式のシーケンス
シーケンス形式選択


「再生専用 モード」では、「レコーダー モード」で記録した DMX データを、さまざまな方法で再生することができます。


シーケンス
「再生専用 モード」では、「シーケンス」が実行単位となります。

1つの「シーケンス」には、DMX および音声それぞれに、複数の一連の「シーン」を設定し、時間経過とともに実行できます。
1つの「シーン」には1つの「DMX ファイル」あるいは「音声ファイル」を割り当てます。

ファイル名に半角英数字以外(漢字など)が含まれていると、DIAheart 上では正常に表示されません。
ファイル名は最長 31 文字(半角英数字)です(拡張子を含む)。




「再生専用 モード」では、「装置制御ウインドウ」は「シーケンス」の編集用になります。




装置制御ウインドウで行う設定は、ウインドウを閉じるとき(もしくは DIAheartSet を終了するとき)に DIAheart 本体に保存されます。
装置制御ウインドウを開いたまま、DIAheart の電源を切らないようにして下さい。


シーケンス一覧
左端は「シーケンス一覧」です。
各シーケンスには任意の名前をつけることができます。
あとから変更することもできます。
(名前を変更しても、割り当ては保持されます)
「試行」ボタンを押すと、自走開始します。
「外部起動」が設定されていると、試行ボタンには起動要因識別子(チャンネルなど)が表示されます。
緑色三角は実行中のシーケンスを示します。

「■」ボタンを押すと停止します。
シーケンスを追加するには、「+」ボタンを押します。
シーケンスを削除するには、対象のシーケンスを選択状態にしてから、「編集」メニューの「削除」を選びます。

複数のシーケンスに同じ名前をつけることができます。
ただし、複製や貼り付け時には、便宜的に固有の名前になるよう、自動的に添字を追加することで調整します。


ファイル一覧
右端は「ファイル一覧」です。
DIAheart 本体に記録されている DMX および音声ファイルが表示されます。
シーンにファイルを割り当てるには、ここからドラッグ/ドロップします。
上側には空き容量(バイト数)を示します。

DMX ファイルの追加
通常は、DMX ファイルは DIAheart 自体で記録したものを使用します。
他に、DIArec で記録したファイル(.drc)を転送して使用することもできます。
それには、DMX ファイル一覧にドラッグ/ドロップして転送します。
ファイル名に半角英数字以外(漢字など)が含まれていると、DIAheart 上では正常に表示されません。
ファイル名は最長 31 文字(半角英数字)です(拡張子を含む)。
DMX ファイル一覧の更新には約 5 秒要します。

DMX ファイルの削除
DMX ファイルは、DIAheart 本体のレコーダーモードで削除できます。
他に、DMX ファイル一覧で選択したファイルを、「編集」メニューの「削除」で削除することもできます。



DMX シーン
「ファイル一覧」が「DMX」のとき、中央部は「DMX シーン設定」および「DMX シーン一覧」になります。

DMX シーン一覧
「時刻」はそのシーンを実行する、シーケンスの先頭からの相対時刻です。
各シーンには任意の名前を付けられます。
「試行」ボタンを押すと、そのシーンから自走開始します。
左端の横棒はシーン内の再生位置を示します。
ここをクリックすると、シーン(シーケンス)の途中から再生できます。
シーンの時間長は、次のシーンの開始時刻との差です。
最後のシーンは、便宜的に「10分」とします。


シーンを追加するには、「+」ボタンを押します。
シーンを削除するには、対象のシーンを選択状態にしてから、「編集」メニューの「削除」を選びます。

複数のシーンに同じ名前をつけることができます。
ただし、複製や貼り付け時には、便宜的に固有の名前になるよう、自動的に添字を追加することで調整します。


DMX シーン設定
「シーン一覧」で1つだけ選択状態になっているシーンの設定を行います。
途中再生
設定中のシーンが「実行中」(緑色三角で示されている)の場合、その再生位置(時刻)を「現在」に表示します。
また、データ(ファイル)の時間長を「長さ」に表示します。
スクロールバーを操作すると、その時刻の状態を出力して停止します。
右側の「 ▶ 」ボタンを押すと、その時刻から再生します。
このとき、右側の三角形が上向き「△」の場合、そのシーンの DMX ファイル(あるいは音声ファイル)だけを再生します(シーン再生)。
右側の三角形が下向き「▽」の場合、シーケンスとして通しで再生します(シーケンス再生)。
シーン設定の変更(選択)操作によって、三角形が上向き「△」になります。
シーン一覧内の操作によって、三角形が下向き「▽」になります。




音声シーン
「ファイル一覧」が「音声」のとき、中央部は「音声シーン設定」および「音声シーン一覧」になります。




「フェード」は、再生中の音声とのクロスフェード時間です。
最大2つまでの音声を同時に再生できます。
クロスフェードが完了する前に、さらに別のシーケンスの音声再生が始まると、2つ前の音声再生は中断します。


音声との同期
シーケンスに「音声シーン」が1つでも設定されていると、DMX シーンの進行および DMX データの再生は、音声に同期します。
(音声ファイルが割り当てられていなくても、音声同期となります)
外部同期(自走以外)が使用されると、音声とは同期しません。




シーケンスを繰り返し
シーケンスごとに「繰り返し」を設定できます。
自走」の場合のみ有効です。
繰り返し時間長は「停止状態」になる時間と同等です。

シーケンスの起動
さまざまな方法でシーケンスを起動できます。
下図は概略を示します。




シーケンスの自動作成
シーケンスをドラッグ/ドロップして設定する箇所では、DMX ファイルあるいは音声ファイルをドロップして、シーケンスを自動作成した上で設定できます。
DMX ファイルをドロップすると、そのファイルが割り当てられたシーンからなるシーケンスを自動作成します。
音声ファイルをドロップすると、その音声が割り当てられたシーケンスを自動作成します。

シーケンス名(およびシーン名)はファイル名と同じになります。
(あとから変更できます)
すでに同じ名前のシーケンスが存在する場合は、そのファイル割り当てを置き換えるか、新たにシーケンスを作成するか選べます。




Art-Net(DMX データ)繰り返し送信動作について。
DMX ファイルの再生が停止すると、最後に送信した状態を定期的に繰り返し送信し続けます。
空の(何も記録されていない)DMX ファイル、もしくは存在しないファイルを再生すると、何も送信しなくなります。
(「暗転を作成」で作成されたファイルは「空」ではありません)
この場合、定期的(30秒おき)に「OpPollReply」を繰り返し送信し続けます。