目次

レコーダー モード

「レコーダー モード」では、DMX データの基本的な記録操作を、DIAheart 本体のみで行えます。


モニター表示
各ユニバースのチャンネル値概略を表示します。
停止及び記録中は、Ethernet から受信している信号を表示します。
再生中は、Ethernet へ送信している信号を表示します。




記録
「記録」ボタンを押すと、記録を開始します。
このとき、使用されていないファイル名を自動的に生成します。
「空き」には記録領域の空き容量を、全体に対する割合で示します。
記録中に「停止」ボタンを押すと、記録を停止して、ファイル名を変更する表示に変わります。



ファイル名には英数字のみ使用できます。
(「キャンセル」は名称変更の取り消しであり、記録自体を取り消すものではありません)
あとで名称変更することもできます。
ただし、いったんシーンに割り当てると、その時点でのファイル名で設定/識別されます。
そのあとでファイル名を変更すると、シーンへの割り当てが無効になり、再度割り当てる必要があります。
記録直後に、識別しやすい適切な名称に変更しておく方が良いでしょう。


ファイル表示
DIAheart 本体に記録されているファイル一覧を表示します。
1つのファイルを1タップして1つだけ選択状態にすると、そのファイルを再生用に読み込みます。
1つのファイルをダブルタップ(短時間に2回続けて押す)すると、そのファイルを再生用に読み込むとともに再生を開始します。
以降は再生位置(時刻)を変えて開始できます。




「名称変更」は1つのファイルだけが選択されている場合に実行できます。

「削除」は、複数のファイルに対して一括して行えます。
ただし、記録中または再生中のファイルには行えません。
他のファイルを再生用に読み込むなどしてから再度実行してください。

記録時間について。
DIAheart には 64GB のフラッシュメモリーが内蔵されています。
(2015年 5月 現在)

データ量の目安
DMX データ
 1ユニバース、10分あたり 約 14MB
 (圧縮効果がない場合の最大値であり、通常はもっと少なくなります)

合計記録時間の目安
ユニバース数記録時間
1760 時間
1076 時間
1007.6 時間
 (圧縮効果がない場合の最小値であり、通常はもっと長くなります)


記録完了しないデータの発生
記録中に空き容量が不足したり、受信/記録処理が完了せずに記録できないデータが発生すると、「記録」ボタンを黄色で表示します。




受信動作
「受信動作」ボタンを押すたびに、
に切り替わります。
「当機宛」が通常の動作です。
詳しくは「受信動作」を参照してください。


レコーダー モード時の DIAheartSet の装置制御ウインドウ
レコーダー モードでは、DIAheart 装置本体と同様の操作を行えます。
「ファイル一覧」については、「再生専用モード」を参照してください。
DMX ファイルを一つだけ選択した場合は、再生用に読み込まれますので、削除できません。




停止時および記録時
DIAheart 装置本体が受信しているデータを表示します。
(ユニバース数が多くなるにつれて、更新頻度が低下します)
IP アドレスは送信元を示します。
1つのユニバースに対して5つ以上の送信元がある場合、それらのうち始めに受信した4つの送信元のデータを使用します。
それらは HTP(高値優先)で併合(マージ)されます。
(他の送信元からのデータは使用しません)
データの概略表示は、マージされたものです。
マージ中は、どちらか一方(不定)の IP アドレスに「+」を前置して表します。

再生時
DIAheart 装置本体から送信しているデータ(すでに記録されたもの)を表示します。
IP アドレスは送信先を示します。
ブロードキャスト(Broadcast)で(すべての装置に対して)送信している場合は、IP アドレスに「*」を前置して表します。


レコーダー設定
設定メニューの「レコーダー設定」で、レコーダーの動作に関する設定を行います。