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補助部品

おもに数学的な基本計算を行うものなどです。
ほとんどは、音声/制御信号どちらにも使用される機会があります。
Add
複数の入力を加算します。
部品構成の「Inputs」で入力数を変更できます。


Sub
a0 から a1 を減算します。


Min
入力のうち、最小値を出力します。

Max
入力のうち、最大値を出力します。

Recip
入力の逆数を出力します。(reciprocal)

Round
入力値を最も近い整数に丸めます。

Bal
x + (y - x)*t を出力します。(balance)
(t=0 で x、t=1 で y)

Sign
無符号数を有符号数に変換します。
入力値が「Range」の半分より大きい場合、入力値から「Range」を減じます。


Mix
複数の入力組の積を加算します。
(r = a0 x m0 + a1 x m1 + ... a(N-1) x m(N-1) )
部品構成の「Inputs」で入力組数を変更できます。
(入力端子数は、入力組数の2倍です)


音声信号どうしの積でリングモジュレーターができます。
ただし、Syndiy ではデジタル特有の折り返しノイズ(エイリアスノイズ)が含まれることになり、定義どおりの結果にはなりません。

Mux
複数の入力のうち1つだけを出力します(Multiplexer)。
部品構成の「Inputs」で入力数を変更できます。


「SEL」によって入力を指定します。
(最も近い整数値に丸められます)
SEL出力
0a0
1a1
2a2
...a...

SW」(スイッチ)とは異なり、選択されていない入力に接続されている部品群も実際に動作します。
(「処理負荷」の軽減になりません)

Random
乱数を出力します。
音源(発音数)ごとに異なる値を出力します。
起動時や設定変更時に値を生成し、その後は不変です。
生成(起動)ごとに異なることも、同じであることも保証しません。
部品構成の「Range」は、出力値の取りうる範囲です(+/-Range)。

VCO の「CV」に適用することで、音高のずれによるうねりが得られます。
(アナログシンセサイザーのオートチューン直後のような)
複数の VCO を使用する場合、それぞれに個別の「Random」を適用する方がより効果的です。