目次

ウインドウメニュー





設計ウインドウ
設計ウインドウを表示します。

表示ウインドウ
空間を模擬表示するウインドウを表示します。
この中でも三面図と同様に、装置の選択および移動ができます。




一覧選択
指定した装置(および物体)だけを一覧に表示します。




視点を追加
視点位置(または視線方向)を記録します(後述)。

表示調整
模擬表示のしかたを調整するウインドウを表示します。




拡散光
舞台面や背景面など、面に照射された光の明るさの表現を調整します。
使用する装置(光)の数が多くなると、動作が遅くなります。
このような場合、「拡散光」を使用しないようにすると(最下端)、動作を速くすることができます。

光線
空中の光線の明るさの表現を調整します。

環境光
全体の明るさを調整します。
設計中は舞台や装置の位置をわかりやすくするため、明るくすると良いでしょう。

光線加算
これを選択すると、光線による明るさを累積します。
「光線加算」を使用しない場合、光線と背景のうち明るい方を表示し、光線がなじみやすくなります。
用途に応じて使い分けて下さい。

簡略光線
これを選択すると、ホリゾントライトや LED マトリクスのように、多くの光源を持つ装置による光線を簡略化します。
色および明るさが各装置ごとに均一の1つの光線になります。
これにより、動作速度を改善できる場合があります。

簡略拡散光
これを選択すると、ホリゾントライトや LED マトリクスのように、多くの光源を持つ装置による拡散光を簡略化します。
色および明るさが各装置ごとに均一になります。
これにより、動作速度を改善できる場合があります。
簡略拡散光を使用すると、「遮光」による影の現れ方が現実と異なります。
とくに、縦横の灯数や広がり角が異なる場合、照射範囲の端の部分で本来は無いはずの影が現れたり、逆にあるはずの影が現れないことが顕著になります。
影の現れ方を確認する場合は、簡略拡散光を不使用にしてください。

自動焦点
これを選択すると、常に焦点(フォーカス、ピント)が合うように表示します。

遮光
これを選択すると、物体による遮光および影を表します。
この場合、処理が数倍に増加します。
「簡略拡散光」「簡略光線」によって、動作速度を改善できる場合があります。
「遮光」の有無により表示が異なる場合があります。
(「遮光」を使用しない場合の処理軽減優先のため)

光球」との併用では、さらに多くの処理増加があります。

比較的古いグラフィクス装置では正常に動作しない場合があります。

均一化
灯体ごとの明るさの違いを少なくして表現します。
暗いものを明るめに(また、明るいものを暗めに)表示します。
ここでは灯体から発せられる光量(光束に相当)を均一化します。
「100」では同じになります。
「0」では均一化をしません。
拡散光は距離に応じて変化します。

簡略立体
物体」のうち「立体」および「人」を簡易的に表示する事で、処理を軽減して操作性を改善します。
このとき、「立体」および「人」への光の照射は考慮せず、一定の明るさで表示します。
「環境光」にこの値を加えた明るさになります。
「100」% で立体本来の色(明るさ)になります。
「0」にすると光の照射を考慮する動作になります。

視線方向
模擬表示への視線方向を変更します。
上へ 90 度、左右 180 度ずつ移動できます。
舞台およびすべての装置と物体が表示されるように、自動的に距離を調節します。
ダブルクリックすると、正面に戻します。




上記の「視点を追加」をすると、現在の視点位置(または視線方向)を記録して、「視点一覧」に追加します。
「視線方向」を操作直後は、視線方向として記録します。
(「方向」だけを記録するので、舞台設定や装置の配置変更などによって、視点の「位置」は変わる場合があります)
「視点位置」(後述)を操作直後は、視点位置として記録します。
(舞台設定や装置の配置変更などによっても、視点の「位置」は変わりません)
視点の名前をクリックすると、視点を再現します。
選択されている視点の名前を再度クリックすると、名前を変更できます。
視点を削除するには、視点を選択状態にしてから「編集」メニューの「削除」を選びます。
(Windows 版ではメニューがないので、[Backspace]キーで削除して下さい)
「視点一覧」は 「PrefLight 設定ファイル」に保存されます。




視点
視点位置を操作するウインドウを表示します。




「高さ」は縦方向の移動です。
「水平」は前後左右の移動です。
「方向」は方位角および仰角の変更です。
(仰角は真上および真下までです)
「ズーム」の上下は、視線方向に沿って前後します。
(仰角が水平の場合、「水平」の前後移動と同じです)
「ズーム」の左右は、「画角」の変更です。


舞台設定
舞台まわりの寸法などを設定するウインドウを表示します。



単位はメートル[m]です。
「高さ」は舞台面からの背景の高さです。
「奥行」は舞台前縁から背景までの距離です。

「床面高さ」は、舞台床面の縦方向の位置を指定します。
(客席床面からの高さではありません)
これを「0」にすると、装置の縦方向の位置設定が、舞台床面からの相対位置になります。

「客席高さ」は、客席床面の縦方向の位置を指定します。

「客席高さ」を「0」にすると、装置の縦方向の位置設定は、客席床面からの相対位置になります。
また、「床面高さ」は舞台床面の、客席床面からの高さになります。
用途に応じて使い分けて下さい。


桁数
装置および物体の、位置と回転角度設定の小数点下の桁数を指定します。



全設定データ自体も変更します。
例えば、桁数「2」の状態で作成したデータが「0.12」であった場合に、桁数を「1」に減らすと、データが「0.10」相当になります。
このあとさらに桁数「2」にしても、データは「0.10」のままです。
(ただし、編集メニューの「取り消し」で元に戻せます)


視点外部制御...
視点の位置および方向を、外部から Art-Net で制御できます。



「使用」を選択すると本機能が有効になります。
(受信可能な場合、右側に「動作中」と表示します)

制御に使用する Art-Net の「ユニバース」を指定します。

「原点」は、外部制御の原点位置を、PrefLight 内の位置に設定します。
PrefLight の座標系については、「設計ウインドウ」を参照してください。

舞台前縁中央が、原点の横/奥行位置に相当します。
「舞台設定」の「床面高さ」が「0」の場合、舞台床面は原点の縦位置に相当します。

「粗」「微」は制御に使用する DMX チャンネルです。
「0」の場合使用しません。

「最小」は制御チャンネル値「0」に対応する実寸です。
「最大」は制御チャンネル値「256」(1チャンネル制御)もしくは「65536」(2チャンネル制御)に対応する実寸です。
実際には制御チャンネル値は最大「255」もしくは「65535」です。
最大を「256」もしくは「65536」とすることで、中央をちょうど半分の「128」もしくは「32768」に対応させられます。
もし外部制御側が「255」もしくは「65535」における実寸を指定している場合、
 補正後最大 = 最小 +(最大ー最小)x 256/255 (もしくは 65536/65535)
としてください。

「現在」は現時点での外部制御による値を表示します。
「原点」は加味しません。
「画角」の有効範囲は 1 〜 179 ですが、ここには変換結果をそのまま表示します。
「表示調整」の操作による状態は表示しません。


DMX 接続...
模擬動作を制御するための DMX 入力を指定します。
99 系統(ユニバース)の DMX を使用できます。
入力には、 を利用できます。



装置やポートが他のアプリケーションによって使用されているなど、何らかの理由で利用できない場合、右端に「なし」と表示します。

Windows 版で、DoctorMX(USB/DMX インターフェースボックス、弊社製、別売)を使用する場合は、デバイスドライバーをインストールして下さい。
それには、DoctorMX アプリケーションプログラムのインストーラーを実行して下さい。

Art-Net および sACN 入力は、個々のユニバースに対して送信元が2個ある場合、HTP(高値優先)マージ(併合)されます。
送信元は「IP アドレス」で識別されます。
1つのコンピューター内に複数の送信元がある場合、それらは1つの送信元とみなされ、正常にマージされません。
マージされている送信元からの受信が 10(Art-Net)/ 2.5(sACN)秒以上ないと、その送信元はマージ対象ではなくなります。
マージされている以外の送信元からの受信は無視されます。

同じコンピューター上で、Art-Net の受信を行う他のアプリケーションプログラムを併用する場合、Art-Net 通信用の UDP ポートを使用できなくなります。
ただし、弊社製ソフトウェア(DoctorMX など)同士であれば、Art-Net 通信用 UDP ポートを同時に使用できます。
(順次対応予定)

Art-Net の ArtReply に対応しています。
照明卓などで検出されるようになります。

弊社製 Analist での表示例


現状では、OSC は同じコンピューター内の DoctorMX および Comox による制御にのみ利用できます。
UDP ポートは「51002」に固定されています。
OSC アドレスを送信側と合わせることで、複数の系統を受信できます。
OSC についての詳細は、仕様書を参照して下さい。