目次
設計ウインドウ
「設計ウインドウ」には、表示に使用する装置を並べ、その空間内の位置や照射方向などを設定します。
三面図は「上から見た図」、「左側面から見た図」、「手前から見た図」よりなります。
装置一覧で選択されている装置は、三面図内でも色違いで表示されます。
三面図内でも、装置を移動/回転できます。
三面すべて同縮尺で表示するため、いずれかの表示を小さくすると、他の面も小さく表示されます。
ただし、閉じる(潰す)と表示に使用しないため、他の面は大きく表示されます。
三面図内での装置の選択
選択状態の装置は色違いで表示されます(下図では水色)。
また、設置方向を示す線も表示されます(後述)。
マウスカーソルを近づけると、反応することを示すために、やはり色違いで表示されます(下図では白色)。
三面図内での複数の装置の選択
四角形で囲むことで、複数の装置を選択できます。
Shift キーを押しながらクリックすると、既存の選択状態をもとに個別に選択/非選択します。
選択状態の装置をまとめて移動できます。
装置の追加
「
装置メニュー
」から、使用する装置を追加できます。
調整済みの装置
各装置固有の設定
装置の複数選択
装置一覧内で、装置の余白をマウスで操作することで、複数の装置を選択できます。
Shift キーを押しながらクリックすると、既存の選択範囲を拡張/縮小し、連続した一塊の範囲になります。
Ctrl キー(Windows)/コマンドキー(Mac)を押しながらクリックすると、既存の選択状態をもとに個別に選択/非選択します。
それ以外は新たな選択範囲を設定します。
装置の並べ替え
装置の余白をクリックして、並べ替えられます。
また、Ctrl キー(Windows)/option キー(Mac)を押しながら装置を移動すると、装置を複製します。
装置の削除
装置を選択状態にして、「編集」メニューの「削除」を選びます。
複数の装置の同時変更
選択状態の装置の設定を変更すると、他の選択状態の装置も一緒に変更されます。
(ただし、装置の種類ごとに
固有の設定
は、同じ種類の装置に限ります)
ウインドウ左端のボタンで、同時変更のしかたを指定します。
[ = ]
すべて同じ値になります。
[ + ]
同じ変化分が適用されます。
(ただし、いったん上限値あるいは下限値に達すると、差が小さくなります)
単独点灯
[ + ]
ウインドウ左端の「単独」ボタン[ + ]を押下すると、「単独点灯」状態になります。
この場合、選択状態の装置だけが点灯し、他の装置は一時的に消灯します。
この設定は保存されません。
(選択状態の装置がない場合は、すべての装置が点灯します)
装置の表示幅
装置どうしの境界線をドラッグして、表示幅を変更できます。
装置設定
(装置一覧の上側から)
消灯
[ - ]
一時的に装置を消灯します。
この設定は保存されません。
ここで消灯された装置がひとつでもあると、ウインドウ左端の「消灯」ボタン[ - ]も押下状態になります。
これを押すと、すべての装置の消灯を無効にします。
名前
任意の文を設定できます。
チャンネル
DMX 接続系統(ユニバース)と DMX 受信チャンネルです。
99 系統に分けられます。
各系統と実際の入力装置は、「
DMX 接続
」ウインドウで設定します。
横、縦,奥行
装置の空間内の設置位置です。
単位はメートル[m]です。
手前(客席側)が正(+)
奥(舞台側)が負(-)
です。
これは「右手座標系」を採用しているためです。
方位角、仰角、回転角
装置の設置角度です。
単位は度[°]です(degree)。
奥へ向いた状態を基準方向とします。
スポットライトなどの通常の装置では、ここでの設置方向がそのまま照射方向になります。
ムービングライトの場合はヘッドが動くので、設置方向と照射方向は異なります。
ムービングライトを上から吊る場合、「回転角」を「180」(あるいは「-180」)にすることで表現できます。
DoctorMX コンソールへのシーンの反映
上記「装置の並べ替え」の要領で、装置の余白をクリックして、DoctorMX コンソールの
フェーダー組
または
シーンメモリー
に DMX 全チャンネルの状態をドラッグ/ドロップできます。
クリックした装置の DMX 接続系統(ユニバース)が対象となります。
(DoctorMX v3.3.8 以降が対応しています)