目次

シーンメモリー(拡張コンソール)

フェーダー組の状態を記録します。



「使用側」と「待機側」
クロス スライダーの中間位置を境に、フェーダー組を「使用側」と「待機側」に区別します。
上図の例では上段が「使用側」、下段が「待機側」です。

「開始側」と「終了側」
自動クロスフェードが動作中は、クロス スライダーが向かっている側のフェーダー組を「終了側」とします。
他方のフェーダー組を「開始側」とします。
自動クロスフェードは常にその開始時点での状態(手動での混合や自動クロスフェードの途中)から「終了側」に向かいます。
(変化は連続しています)

増減別の時間設定
クロスフェード時に値が増加するチャンネルと減少するチャンネルで別々のディレイおよびフェード時間を設定できます。
「+ディレイ」はクロスフェード開始から増加フェードを始めるまでの遅れ時間、「ディレイ -」は減少フェードを始めるまでの遅れ時間です。
「+フェード」は増加するときのフェード時間、「フェード -」は減少するときのフェード時間です。

シーンの追加/削除
「編集」メニューの「シーンを作成」を選択すると、「使用側」のフェーダー組の状態をシーンとして追加します。
一面表示の場合は常に上段の(表示されている)フェーダー組の状態を追加します)
(出力状態はクロス スライダーや入力との混合などによって変わるので、フェーダー組の状態と必ずしも一致していないことにご注意ください)
またドラッグ/ドロップでも追加できます。
フェーダー組、モニター、他のシーンリストから「シーンデータ」をドラッグ/ドロップして記録します。
「編集」メニューによってシーンのコピーや削除ができます。

コンソールの識別名
識別名」として、現在読み込まれている(あるいは最後に保存した)シーンファイル(.dms)のファイル名を使用します。
ただし、「DoctorMX シーンファイル(.dms)」以外のファイルを読み込んだ場合は、設定内容が不十分のため未保存状態と同等とし、識別名としては使用しません(空になります)。


シーンリスト
ウインドウ右側はシーンメモリーの一覧です。
各シーンには名前とクロスフェード時間を設定できます。
各シーンの余白をクリックすると、シーンデータをドラッグ/ドロップできます。
[Ctrl]キー(Windows)/[option]キー(Mac)を押しながらドロップすると、シーンデータを複製して追加します(移動ではなく)。
[Shift]キーを押しながらドロップすると、シーンデータのフェーダー状態だけを書き換えます(名前、時間は変わりません)。

キーボードでのシーン切り替え
シーンが選択されている状態のとき、[↑]キーと[↓]キーでシーンを切り替えることができます。
メニューで「クロス中は矢印キーを無視」が選択されていると、クロスフェード中には反応しません(下記参照)。
ただし、[Ctrl]キーも一緒に押している場合はクロスフェード中でも反応します。

クロス スライダー
上段と下段のフェーダー状態を混合します。
自動クロスフェードが動作中のときは、時間的な進行状況を示します(フェーダー値の混合具合を示すものではありません)。
また、これをクリックすると自動クロスフェードが停止し、手動動作になります。
コンソール機能への DMX 入力(流れ図では上側から)によってクロス スライダーを制御することもできます。
「終了側」を緑色の三角形で示します。

複クロス
スライダー メニューで「複クロス」を指定すると、2本のスライダーでフェーダー状態を混合します。



左側のスライダーは、上段が増加するチャンネルを混合します。
右側のスライダーは、上段が減少するチャンネルを混合します。
両方とも上端にあれば、全チャンネルが上段の状態になります。
両方とも下端にあれば、全チャンネルが下段の状態になります。

「自動」ボタン
指定の時間でクロス スライダーを自動的に動かします。
通常状態(通常のボタン表示)では常に「待機側」から「使用側」に向かいます。
このときボタンを押すと一時停止状態になり、点滅表示になります。
再度ボタンを押すと自動フェードを再開します。
(シーンを選択して「待機側」にフェーダー組が設定されると、一時停止状態を抜けて通常状態になります)
シーンリストがキーボード受付状態([↑]キーと[↓]キーでシーンを切り替えることができる状態)になっているとき、[スペース]キーによって自動ボタンのクリックと同等の操作ができます。

フェード残時間表示
自動フェード中は残り秒数を太字で表示します。
(フォントによっては太字にならない場合があります)
終了した項目は空白になります。




進行
手動でクロス スライダーを「終了側」の端にすると、シーンリスト内の次のシーンを「待機側」のフェーダー組に設定し、それを新たな「終了側」にします。
「複クロス」の場合は2本とも端にした時に機能します。
このコンソール機能への DMX 入力(流れ図では上側から)によってクロス スライダーを制御する場合も有効です。
シーンリスト内でシーンが選択状態になっている必要があります。

待機
シーンリスト内でシーンメモリーが選択(クリック、キーボードなど)されたときに、そのフェーダー状態をフェーダー組に設定します。
「待機側」のフェーダー組に設定します。

時間
シーンメモリーが選択されたときに、各シーンメモリーに設定されているクロスフェード時間も使用します。

クロス
シーンメモリーが選択されたときに、自動的にクロスフェードを開始します。


コンソールメニュー(シーンモード)



変更されたチャンネルを選択
シーンリストで選択されているシーンと「使用側」のフェーダー組を比較して、フェーダー値が異なっているチャンネルを選択します。

シーンに適用...
フェーダー値を複数のシーンに同時に適用します。
この機能を使用するには、以下の条件が必要です。 そしてこのコマンドを選ぶと、適用対象シーンを指定するウインドウが現れます。


フェーダー値が入力状態になっているチャンネル(もとの値と新しい値の比較に使用するチャンネル)が選択状態の場合、他の選択されているチャンネルも同時にそれぞれのフェーダー値を新しい値として適用されます。
ただし、適用対象のシーンの判定には使用されません。

シーンに上書き
「使用側」のフェーダー組の状態(すべてのチャンネル)を、現在選択されているシーンに適用します。
([Shift]キーを押しながらフェーダー組をドラッグ/ドロップするのと同等です)

番号でシーンに上書き...
「使用側」のフェーダー組の状態(すべてのチャンネル)を、シーン番号で指定するシーンに適用します。
([Shift]キーを押しながらフェーダー組をドラッグ/ドロップするのと同等です)
「シーン形式」で「番号」が選択されている場合に使用できます。



一定のチャンネルを選択
全シーンに渡って値の変化しないチャンネルを選択状態にします。
また、それらの値をフェーダーに設定します。


共通フェードに設定
選択されているシーンの、選択されているチャンネルを「共通フェード」にします。
各シーンに設定されているディレイおよびフェード時間で動作します。

個別フェードに設定
選択されているシーンの、選択されているチャンネルを「個別フェード」にします。
各チャンネルに設定されているディレイおよびフェード時間で動作します。


クロス中は矢印キーを無視
通常では、シーンが選択されている状態のとき、[↑]キーと[↓]キーでシーンを切り替えることができます。
しかしこれが選択されていると、クロスフェード中には反応しなくなります。
ただし、[Ctrl]キーも一緒に押している場合はクロスフェード中でも反応します。
(上記の「キーボードでのシーン切り替え」を参照)


実行されたシーンを強調表示...
最後に「待機側」のフェーダー組に設定され、そのあと実行(クロス スライダーが変化)されたシーンを強調表示します。
ただし、選択状態表示が優先されます。
「待機」スイッチが選択されている場合に有効です。
「シーンミックス」時は表示されません。
予め作成されたシーンを順次実行するような使用法の場合は、クロスフェードが完了した時に「使用側」のフェーダー組の状態と強調表示されたシーンは一致しています。
また「チャンネル動作」などによる違いは別として、強調表示されたシーンは出力状態に対応しています。
ただし、これは常に当てはまるわけではありません。
以下に不一致になる例(すべてではない)を挙げます。
  • フェーダー組のチャンネル値を変更
  • シーンのフェーダー組の状態を上書き、変更
  • クロス スライダーを反対側に戻す







シーン初期設定...
シーンを新たに追加する時に、ディレイ、フェード、ウェイト時間を特定の値にすることができます。
空白にしておくと、最後に手動で変更した値になります。




シーン戻り時間を使用...
マウスクリックおよびキーボード操作によって前方のシーン(シーンリストでは上側)に戻る場合に、各シーンのディレイおよびフェード時間とは別の「シーン戻り時間」を使用してフェードします。
「キャンセル」を押すと「シーン戻り時間」を使用しません。




シーン形式
シーンの使用法を指定します。