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DMX 画像出力


LED アレイ、LED マトリクスなどの、DMX512 で制御される照明器具に、画像を表示します。



上図の例では、
使用できる表示装置
現時点では次のような仕様の表示装置での使用を前提としています。

点順序
点の順序を表示装置に合わせることができます。
とくに指定しない場合は、左→右、上↓下となります(英文の表記と同じ)。



通常の点順序
  • 横一列の場合は左から右へ [ 1 2 3 ... ]
    DMX チャンネルは
    [ (1,2,3) (4,5,6) (7,8,9) … ]
    (各表示点は (R,G,B) )
    (ただし、「RGBW」が選択されている場合は、4つのチャンネルが割り当てられます(下記参照))

  • 縦一列の場合は上から下へ
     [ 1 ]
     [ 2 ]
     [ 3 ]
      :
    DMX チャンネルは
     [ (1,2,3) ]
     [ (4,5,6) ]
     [ (7,8,9) ]
      :
    (各表示点は (R,G,B) )

  • 2次元配列の場合は最上段左から右へ、次の下段左から右へ、...、最下段左から右へ
    (この例では横方向が4個の表示点)
     [ 1 2 3 4 ]
     [ 5 6 7 8 ]
     [ 9 10 11 12 ]
     [13 14 15 16 ]
      :
    DMX チャンネルは
     [ ( 1, 2, 3) ( 4, 5, 6) ( 7, 8, 9) (10,11,12) ]
     [ (13,14,15) (16,17,18) (19,20,21) (22,23,24) ]
     [ (25,26,27) (28,29,30) (31,32,33) (34,35,36) ]
     [ (37,38,39) (40,41,42) (43,44,45) (46,47,48) ]
      :
    (各表示点は (R,G,B) )


「点順序を指定」にすると、点順序を任意に変更できます。
順番が「0」の点は使用されません。

RGBW
1つの表示点につき4チャンネル割り当てます。
4チャンネル目は常に「0」になります。


装置寸法(点数)
1台の表示装置の表示点の数を指定します(実寸ではありません)。

配置(装置数)
表示装置を並べる数(台数)を指定します。

表示寸法(点数)
全体での表示点の数を示します。

装置アドレス(インターフェース/DMX チャンネル)
各表示装置の DMX インターフェース番号と先頭チャンネルを示します。
表示装置の設置、DMX 信号配線、先頭チャンネル設定をこの表示に合わせます。

インターフェース
DMX インターフェース番号と実際のインターフェースハードウェアを対応づけます。
各インターフェースには、使用する DoctorMX インターフェースボックスの識別名、または ArtNet 接続先を指定します。
現行の DoctorMX インターフェースボックスは、4文字の固有の識別名を持って出荷されています。
これは USB の接続位置によらず有効です。

初期のインターフェースボックスには固有の識別名はなく、USB の接続位置によって8文字の識別名が合成されます。
接続位置が変わらない限り有効です。
初期のインターフェースボックスに識別名を設定して新しい仕様に更新するサービス(有料)を用意しています。
詳しくはこちらをご覧ください。


DMX 画像を使用...
これをチェックすると、DMX 画像出力を行います。


信号設定...
DMX 出力信号のいくつかのタイミングを設定できます。



いずれの設定値も「最小値」を示すものであり、実際には平均的にそれよりも長くなります。
「チャンネル間マーク期間」(Mark Between Slots)は、「0」の場合は実際に 0μS になります。
それ以外では平均的に 10μS 程度長くなります。
機種によっては DMX 信号を確実に受信できない場合に「チャンネル間マーク期間」を増やすことで正しく受信できるようになる場合があります。
初期設定として保存されますので、次回起動時には再現されます。

この機能を利用するには、DoctorMX インタフェースボックスのシリアル番号が 1201 以降のものが必要です。
それ以前のインタフェースボックスは内部部品を交換する必要があり、新しい仕様に更新するサービスを用意しています(有料)。
詳しくはこちらをご覧ください。

この機能は、ArtNet 出力には適用されません。
ただし、ArtNet 出力を DoctorMX で受信し、そこから DoctorMX インタフェースボックスへ出力すれば、そこで信号設定を別途行えます。