目次

概要

SweepUp は複数のフォルダーやディスクに渡って重複しているファイルを探し出して一覧で提示します。
それらのうち不要なものがあれば、「捨てる」ファイルを確認しながら指定できます。

さまざまな作業の中で、安全のためにバックアップファイルを作成することがあると思います。
あるいは類似の仕事を始めるにあたって、既存のフォルダーを次々と複製することもあると思います。
その結果、似たような、あるいはまったく同じファイルが散在して、意図したものとは違うファイルで作業するなどのトラブルが起こり得ます。
ハードディスクの大容量化/低価格化でこのようなことがより起こりやすくなっているようです。
こうしたトラブルを防ぐためにフォルダーを整理するのに便利です。




フォルダー指定
調べる対象となるフォルダーを SweepUp のアイコン、あるいはウインドウ右上の「フォルダー指定」に落とします。
「フォルダー指定」には、明示的に指定されたフォルダーの一覧を表示します。
包含関係にあるフォルダーは、字下がりで表します。
フォルダー指定はいくつでも追加できます。
(ファイルを指定することはできません)
各フォルダー指定の左端の「捨てる」に印を付けると、そのフォルダー(およびそれが含む下位フォルダー)内のファイルを、「捨てる」ファイルとして選択できるようになります。
(逆に、ここで「捨てる」としないフォルダー内のファイルは削除されません)
フォルダー指定を解除するには、解除するフォルダー指定を選択状態にしてから、「編集」メニューの「削除」を選びます。





ウインドウ左上で一致条件を設定して「一致を探す」ボタンを押すと、結果を表示します。

状態表示
ウインドウ上部中央には、 を表示します。


一致ファイル一覧表示
条件によって一致したファイル群(一致グループ)は線で区切って示します。
ファイルをクリックすると、そのファイルあるいは一致グループに適用するメニューを表示します。

ファイルを見る
そのファイルを含むフォルダーをウインドウとして開いて、ファイルの場所を表示します。
  • Mac OSX
    ファインダーを使用
  • Windows
    エクスプローラーを使用
    (Windows のバージョンによっては、ファイルが選択状態にならない場合があります)

  • アプリケーションで開く
    そのファイルを作成したアプリケーション、あるいはその種類に関連づけされているアプリケーションで、開くよう試みます。

    印をすべて外す
    その一致グループの「捨てる」印をすべて外します。

    古いファイルに印する
    その一致グループの中で、変更日時がより古いものに「捨てる」印を付けます。
    (最も新しいものだけが残ります)

    深い場所のファイルに印する
    その一致グループの中で、フォルダー階層がより深いものに「捨てる」印を付けます。
    (最も浅いものだけが残ります)

    小さいファイルに印する
    その一致グループの中で、ファイルサイズがより小さいものに「捨てる」印を付けます。
    (最も大きいものだけが残ります)

    一致グループ内に捨てられないファイルがある場合は、それ以外の全てのファイルに無条件に印します。
    (「捨てられないファイル」とは、「フォルダー指定」で「捨てる」に印されていないフォルダーに含まれるファイルです)

    印をつける条件が同じ場合、
     古いファイル
     深い場所のファイル
     小さいファイル
     調べる対象として後から追加されたファイル
    の順に選びます。

    「捨てる」印は手動で個別に指定することもできます。
    ファイルメニューでは同様のことがすべての一致グループに一括して適用できます。
    印で指定したファイルをごみ箱に捨てるには、ファイルメニューの「印したファイルをゴミ箱に捨てる...」を実行します。

    以下のファイルは一致調査の対象外です。

  • 隠された(非表示、不可視)ファイル
  • 起動システムフォルダー内のファイル