目次

LED ムービング

LED 光源のムービングライトを表現します。



「Pan角度」「Tilt角度」は、角度の変化範囲です。
中央を中心に、これらの設定の半分まで両方向に振ります。
Tilt の中央(DMX 値 128.00)は真上を向きます。
これは装置配置の基準方向とは異なります。
Tilt が「-90 度」(かつ、Pan が「0」)のとき、設置の基準方向と同じです。

「光度」は、 RGB 3原色合成による白の最大中心光度(cd、カンデラ)です。
装置の光量データに、照度(lux、ルクス)と距離(m、メートル)が示されている場合は、
(照度)x(距離)x(距離)
から計算して下さい。
<例>
装置からの距離 5m において、照度 2000 lx の場合、
2000 x 5 x 5 = 50000 [cd]

「白光度」は、白色 LED のみによる最大中心光度(カンデラ)です。
(装置によっては、RGB とは別に W(白)を使用するものがあります)

「アンバー光度」は、アンバー色 LED のみによる最大中心光度(カンデラ)です。
(装置によっては、RGB とは別に A(アンバー)を使用するものがあります)

「ビーム角」は光線の広がりで、中心光度の 1/2 となる角度です。
(「フィールド角」(中心光度の 1/10)が示されている場合は、概算としてその半分を設定して下さい)
<例>
「フィールド角」が「20度」の場合、「10」。

「ズーム角」は、ズームチャンネル(Zoom)を使用する場合の、チャンネル値が最大の時のビーム角です。


以下、丸括弧で囲まれた設定は、制御用 DMX チャンネルです(装置の DMX チャンネルからの相対値)。
これらのうちいくつかは「0」にすることで「不使用」となります。

「(Pan)」を「0」にすると、PAR ライトとなります(ムービングヘッド無し)。

(Pan Fine)、(Tilt Fine) が「0」の場合、いわゆる「8 ビットモード」となります。

「(Reserved)」は未使用の機能のチャンネルで、装置に割り当てられるチャンネル数の調整に使用できます。


「Shutter」はチャンネル値の範囲数です。
各範囲にはチャンネル値の「下限」と、「モード」(動作)を指定します。
「Strobe」はその範囲内で 1 〜 20Hz の可変点滅速度となります。


設置位置は底面の中心位置とします。
そのため、光の出口は設置位置とは異なります。
下図のような概形を表現します。