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概要
PhyeedVaq(フィードバック)は、センサー入力に応じて出力を変化させる、帰還型の物理量制御装置です。
主に温度制御を想定したものですが、ご使用になるセンサーおよび制御駆動装置によって、他の物理量の制御にも応用できます。
4系統のセンサー入力および制御出力を個別に使用できます。
細部の動作は、パソコンのWeb ブラウザー(Internet Explorer、Safari など)によって設定できます。
このため、複雑な操作は必要なく、様々な用途/場面に広く応用していただけます。
入出力
ソフトウェアでは、センサー入力値および制御出力値の「尺度」を定めていません。
「物理量」ではなく、正規化した値で動作します。
制御出力値は正負両極を使用できます。
PWM(パルス幅変調)出力あるいは補助電圧出力で表される「絶対値」とともに、極性を示す信号を出力します。
センサー/物理量対応テーブル
センサー値と物理量との対応を設定することもできます。
その場合、
を「物理量」で行えます。
(制御動作には使用しません)
対応テーブルが設定されていない場合は、センサー値と物理量を同等と見なします。
制御動作
センサー入力値が、設定された目標値よりも高い場合は、出力値を増加します。
逆に、センサー入力値が、設定された目標値よりも低い場合は、出力値を減少します。
<応用例>
温度上昇に伴ってセンサー値が増加する場合、温度を一定に保つように動作させるには、次のような方法が考えられます。
- 正側の出力値(0.0 〜 1.0)によってペルツェ素子を制御して「冷却」します。
- 負側の出力値(-1.0 〜 0.0)によってヒーターを制御して「加熱」します。
- 上記2つの併用。