目次

動作設定

PhyeedVaq の各チャンネルの動作設定を行います。




チャンネル
設定対象のチャンネルを選択します(0 〜 3)。
以下の項目は、ここで選択したチャンネルに適用されます。
リターンキーまたは入力項目の移動で、変更が反映されます。
(変更操作後、PhyeedVaq 本体に実際に設定された値を自動的に表示します)
これらの変更は一時的なものです。
PhyeedVaq の再起動後も再現するには、「設定を保存」ボタンを押します。

項目範囲説明
名称 任意の文字列を設定できます。
目標値 目標値を「物理量」で設定します。
正しく機能するためには、「センサー/物理量 対応テーブル」を設定する必要があります。
「センサー/物理量 対応テーブル」が設定されていない場合は、目標値を「センサー値」で設定します。
単位 任意の文字列を設定できます。
制御間隔 [秒]0.01 〜 10 制御出力値を更新する時間間隔を設定します。
比例係数0 〜 1000 センサー入力値と目標値との差に「比例係数」を乗じ、制御出力値に加えます。
ここでの「目標値」は、設定された「物理量」を「センサー値」に換算した値を使用します。
積分係数0 〜 10 センサー入力値と目標値との差に「積分係数」を乗じ、制御出力保持値に加えます。
ここでの「目標値」は、設定された「物理量」を「センサー値」に換算した値を使用します。
最小出力値-1 〜 1 制御出力の最小値を設定します。
最大出力値-1 〜 1 制御出力の最大値を設定します。
始動時間 [秒]0 〜 10 0 より大きくした場合:
  • 「最小出力値」が 0 より大きい場合(正側)
    制御出力値が「最小出力値」より大きくなると、「始動時間」の間「最大出力値」を出力します。
    また、制御出力値が「最小出力値」と同じ状態が「始動時間」の間続くと、出力値が 0 になります。
  • 「最大出力値」が 0 より小さい場合(負側)
    制御出力値が「最大出力値」より小さくなると、「始動時間」の間「最小出力値」を出力します。
    また、制御出力値が「最大出力値」と同じ状態が「始動時間」の間続くと、出力値が 0 になります。
初期動作禁止時間 [秒]0 〜 100 起動後、すべてのチャンネルでセンサー入力が有効範囲になり、さらにこの時間が経過するまで、制御動作を行いません。
(下記「センサー無効領域」を参照)
この間、PWM 出力および補助電圧出力は「0」になります。
PWM 周波数 [kHz]0.05 〜 500 チャンネル0、1、2(高解像度)
周波数範囲(f)[kHz]解像度
0.050 〜 0.0762500/f
0.077 〜 0.1525000/f
0.153 〜 0.30510000/f
0.306 〜 50020000/f

チャンネル3(低解像度)
周波数範囲(f)[kHz]解像度
0.050 〜 5002500/f
補助電圧出力 (チャンネル2および3のみ)
いずれかの動作に設定できます。
  • 設定されている目標値を「センサー値」で出力
  • PWM 制御出力に相当する電圧を出力
センサー/物理量
対応テーブル
センサー値と物理量との対応を CSV(カンマ区切り)ファイルで設定します。
対応テーブルが設定されていない場合は、センサー値と物理量を同等と見なします。
PhyeedVaq では、「物理量」は現在値の表示と目標値の設定で使用するだけであり、制御動作には使用しません。

第一列目は「センサー値」です。
第二列目は「物理量」です。
いずれも半角英数文字だけが有効です。
対応が指定されている点以外の領域は、前後の2点間の直線補間で算出されます。
チャンネルごとに最大 256 点まで設定できますが、記憶容量の都合上、全チャンネル合計で 200 点程度になるようにして下さい。

以下の条件をすべて満たすと有効となります。
  • 「センサー値」が 0 以上 1 以下
  • 「センサー値」が昇順(小から大へ)に並んでる
  • 各行で「センサー値」と「物理量」の両方が指定されている
センサー/物理量 対応テーブルを設定しないのは、以下の内容と同等です。
0,0
1,1

センサー無効領域
センサー入力が、
  • 最初(第一行目)の「センサー値」未満
    または
  • 最後(最終行)の「センサー値」より大きい
場合は無効(故障など)と見なします。
いずれかのチャンネルでいったんこの状態を検出すると、全チャンネルの制御動作を停止し、起動直後と同じ状態になります
(PWM 出力および補助電圧出力は「0」になります)。
すべてのチャンネルでセンサー入力が有効範囲になると、各チャンネルの「初期動作禁止時間」経過後に制御動作を再開します。
最初(第一行目)の「センサー値」を「0」、最後(最終行)の「センサー値」を「1」にすると、無効領域はありません。



設定を保存
全チャンネルの設定を本装置内の「不揮発メモリー」に保存します。
再起動後(電源切断後を含む)にも再現できます。

設定を再読込
本装置内の「不揮発メモリー」に保存された全チャンネルの設定を再度読込みます。


ファームウェアを更新...
不具合の修正、追加機能などを含む、弊社提供の新しいプログラム(ファームウェア)に更新するページに移動します。

ホームページ設定...
別途用意した独自のホームページを設定するページに移動します。