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使用開始


SynVisum で新たな設定を作成するには、まずはじめに「SynVisum 設定ファイル」(いわゆるドキュメントファイル)を作成/保存して、その場所を決める必要があります。
この保存場所(フォルダー)は以降の作業において意味を持ちます。

SynVisum の設定には、素材としての画像ファイルや Quartz コンポジションファイルなどを設定できます。
ただし、これらのファイルの内容自体は保存されず、代わりにその場所だけが記録されます。
いったんファイルを設定すると、そのファイルの場所は変更できません。
(別のファイルとして新たに設定することはできます)
ファイルの場所によって、記録のしかたが異なります。
以下の4通りがあります。
  1. SynVisum の設定ファイルと同じフォルダー、およびその下位フォルダー。
    SynVisum の設定ファイルを含むフォルダーからの相対位置で記録されます。
    このフォルダーごと移動しても再現できます。

  2. ユーザーのドキュメントフォルダー、およびその下位フォルダー。
    ユーザーのドキュメントフォルダーからの相対位置で記録されます。

  3. ユーザーのホームフォルダー、およびその下位フォルダー。
    ユーザーのホームフォルダーからの相対位置で記録されます。

  4. それ以外。
    絶対位置で記録されます。

素材ファイルを読み込むときに、記録された位置に見つからない場合は、ファイル名の一致だけでの読み込みを試みます。
(意図しないファイルが読み込まれる可能性があります)

下図の例では、SynVisum 設定ファイルである「filter.svm」および「test.svm」に、「image」フォルダー内の各種画像ファイルや「Blur.qtz」(コンポジションファイル)を設定した場合、「test」フォルダーごと他の場所へ移動しても再現できます。
一方、画像ファイル「Scan.tiff」はホームディレクトリ(yuji)からの相対位置で記録されるので、たいていは再現できません。
(ただし、「test」フォルダー内に「Pictures」ー「Scan.tiff」を作成すれば再現できるようになります)