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概要 Ex8

Ex8(エックス エイト)は、DMX 信号と Ethernet 通信とを相互変換する装置です。
通信プロトコルには、広く普及している Art-Net を使用します。
(Art-Net バージョン 4 に準拠)
Ex8 には8つの DMX ポート(コネクター)があります。
各 DMX ポートは個別に、出力あるいは入力として設定できます。
各 DMX ポートには個別に Art-Net の「ポートアドレス」(Net/Sub/Univ)を割り当てることができます。
(いわゆる「ユニバース」(Universe、系統))
また、各 DMX ポートは RDM(Remote Device Management)に対応しています。
PoE(Power over Ethernet)に対応していますので、Ethernet ケーブルだけで電源を供給することもできます。
(AC アダプターでもご使用いただけます)
付属のラックマウント金具により、19インチ(EIA)ラックに取り付けできます。
コネクター側をラックの前後どちらにも取り付けることができます。
LED インジケーターを前後とも装備しており、同じ表示をします。




Etx8 本体には、スイッチなどの操作子がまったくありません。
Ex8 の設定には、専用のアプリケーションプログラム「EtherMXSet」を使用します。
設定は Ex8 本体に自動的に記録され、電源の再投入時に再現されます。
そのため、いったん設定が済めば、通常動作時は「EtherMXSet」を使用する必要はありません。
EtherMXSet を使用する際に、コンピューターのネットワーク設定(IP アドレスなど)を変更する必要はありません。

ソフトウェア機能は、4ポートの EtherMX とほとんど共通です。
Ex8 を検出すると、8ポート分表示します。
本説明書では、区別が必要な場合を除き、装置名として「EtherMX」だけを表記します。