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概要

DMovieX は LED アレイ表示器などの DMX512 で制御される照明器具にコンピュータの動画ファイルを表示するためのアプリケーションです。
表示内容(コンテンツ)はさまざまな動画作成アプリケーション(オーサリングツール)で作成できます。

macOS 版では動画ファイルを使用できます。

Windows 版では動画ファイルおよび視覚効果を使用できます。



ウインドウには動画ファイルそのものではなく、表示装置の表示点数に応じた解像度で表示されます。

使用できる表示装置
現時点では次のような仕様の表示装置での使用を前提としています。
上記の条件を満たす表示装置を使用/設置する必要があります。

ファイルメニュー



動画を開く...
既存の動画ファイルを表示に使用します。

視覚効果
システムにインストールされている各種「視覚効果」を表示に使用します。
Windows 版では Windows Media Player 用の視覚効果を使用できます。
(注)
Windows Media Player 自身がはじめから内蔵している視覚効果は利用できません。
別途インストールされた視覚効果プラグインを利用できます。
インターネット上で無償および有償で入手できるものがあります。

視覚効果音
「視覚効果」は音声の変化に応じて表示が変化するようになっています。
この変化を起こすための音声を指定します
(視覚効果によっては音声が無いと何も表示しないものもあります)。
「音声入力...」では外部から入力した音声を使用できます。



視覚効果 設定...
視覚効果によっては設定画面を提供しているものがあります。


表示メニュー



配置...
使用する表示装置に合わせた設定をします。



灯体サイズ
1台の表示装置の表示点の数を指定します(実寸ではありません)。

RGBW
1つの表示点につき4チャンネル割り当てます。
4チャンネル目は常に「0」になります。

配置
表示装置を並べる数(台数)を指定します。

表示サイズ
全体での表示点の数を示します。
各表示点の制御を厳密に行いたい場合は、この表示サイズに合わせた動画ファイルを作成して下さい。そうすると動画の画素(ピクセル)が表示点に対応します。

灯体アドレス
各表示装置の DMX インタフェース番号と先頭チャンネルを示します。
表示装置の設置、DMX 信号配線、先頭チャンネル設定をこの表示に合わせます。

インタフェース
DMX インタフェース番号と実際のインタフェースハードウェアを対応づけます。
各「インタフェース選択メニュー」はそのインタフェース番号で使用するインタフェースボックスの識別名、またはネットワーク接続先を選択/表示します。
従来のインタフェースボックスに識別名を設定して新しい仕様に更新するサービス(有料)をご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

合わせる
動画と表示サイズが一致していないとき、動画の縦横比を保って表示装置に合わせます。表示に使用されない部分ができます。

伸ばす
動画と表示サイズが一致していないとき、動画の縦横比を無視して表示装置全体を使用します。


DMovieX が終了する時に配置設定および動画ファイルあるいは視覚効果選択が保存され、次回起動時に自動的に再現されます。
自動的に繰返し再生を始めるので、常設機器への応用にも対応します。