MindForceは、信頼できる「IBVA」のハードを用いた
Windowsプラットフォーム向けの脳波測定/解析システムです。

・扱いやすいハード

　信頼できる実績を持つ IBVA ハードを使っていますので、取扱はとても簡単です。付属ヘッドバンドには、衛生的なディスポーサブルタイプの電極（センサー）が付いており、この部分で微弱な脳波をとらえます。データは専用トランスミッタからレシーバへ無線で送られるため、わずらわしいコードに頭を悩ませることはありません。レシーバは付属のケーブルでパソコンに接続するだけです。トランスミッタとレシーバ間は、約10m以上離れても安定したデータ送受信が可能です。

　パソコンにレシーバを2台接続することで、2ch 分の脳波を観測できます。右脳と左脳の動きを測定したり、二人分の脳波を比較しながら一度に観測できるため、様々な研究にも対応可能です（2ch基本セットが必要です）。

　トランスミッタには、脳波データを音声信号で出力するミニジャックも搭載されており、レシーバ側には音声信号をデコードするテープインターフェイスを装備しています。これらを利用すると、被験者の様子をビデオカメラで撮影しながら、音声トラックに脳波の音声信号を同時録音したり、その後映像を再生しながら同時刻の脳波を観測するなど、広い分野への応用が考えられます。

・高度なFFT解析能力

　IBVA同様、MindForce は脳波をFFT解析し、分かりやすく3D表示する能力を持っています。しかし一口に3D表示と言ってもさまざまあり、観測方法によって複数の表示結果を求められる場合が有ります。
　MindForce には、FFT解析時の観測がスムーズに行われるよう、時間や周波数ごとに区切った表示、ワイヤーフレーム、そして、より立体的に描く表示方法が用意されています。これらを上手に使い分けることで、同じ脳波を複数のウィンドウで表示させ、観測したいポイントをより詳しく見る事ができます。
　解析時に使用するスペクトル窓関数は、Rectangle、Hamming、Hanning、Triangle (Bartleft)、Blackman、Welch の6種類を用意しており、精密さを要求される観測にも応えられることでしょう。

・RawData（生データ）の表示

　現在のデータをより詳しく知るために、MindForce はRawData（生の…FFT解析前のデータ）の表示が可能です。これは、専門的な研究を行ってる方には非常に重要な機能です。
　MindForce では、1プロットあたり128〜1024ポイントで観測することが可能で、その表示範囲は最大で100プロットにも及びます。また、データはウィンドウの幅に応じて可変することもできます。

ご注意！!　 MindForce は、データを数値で出力することはできません。

・ヒストグラム表示も可能です

　周波数ごとの電圧をバーグラフで表す Histogram（ヒストグラム）表示は、MindForce には標準で搭載されています…高価な解析システムだけの物ではありません！
　グラフは、特定範囲内の平均値やピーク、そして現在の状態を切り替えて表示できるほか、異なる条件のウィンドウを何種類も開くことができます。また、バーグラフはウィンドウごとに、上下左右の4方向への表示が可能です。

・用途に合わせたパッケージ

　MindForce はIBVA 同様、用途に応じたパッケージをご用意しています。標準的な1ch基本セットでは、一人分の脳波を観測できますが、右脳や左脳の脳波を分けて観測したり、二人分の脳波を同時に観測したい場合は、2ch基本セットをお選びいただけます。

USB-シリアル変換器 「USA-19HS」

　MindForce はシリアルポートを搭載したパソコンでご利用いただけるパッケージ内容ですが、米KEYSPAN社製USB-シリアル変換器「USA-19HS」（MindForceでの動作確認済み）を別途お求めいただければ、USBポートしか搭載していないノートパソコンなどでも、シリアルポートを増設することができます。